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建築家とつくる海を見るいえ

建築家と地元工務店と建てる、3階建の家ができるまで。

土地は建て替え有りきで購入

今日は建築予定の土地についてです。

地方都市の賃貸マンションに何年か暮らしていましたが、夫の新たな仕事の為、田舎へ移住することになりました。

最寄駅が車で15分とか30分という具合いの田舎です。もちろんバスは数時間に1本です。

そんな風な地域で昔からの家が多く、空き家はあっても貸さない。売り家はあっても賃貸物件はない、という状況でなかなか見つかりません。

休日の度に足を運び土地勘を養ったり、目ぼしい売り家を貸してもらえないか交渉したりしました。

そんな感じで決まらないまま10か月くらいたった頃、夫がネットで見つけた築45年の売り家を妻は大変気に入りました。

海まで徒歩1分。小さくて変形の角地。

南に建物はなく、西も海へ続く小道のみで建物が建つことはありません。

コンビニやスーパーまでは車で10分ですが、とにかく自然とともに気持ち良く暮らせそう!と一目惚れをし、現地にも何度か見に行き、賃貸を諦めまずはこの古家に住むことにしました。

いずれ家を建てたい想いは夫婦ともにありましたが、想定より早いタイミングで土地を持つことになりました。

2人ともに縁もゆかりもない場所に。

ほぼ土地の代金のみを現金でお支払いし、穴が空いた床や台所はリフォームをしました。

3〜4年分の賃料で土地と住む家を確保した感じです。

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現在、移住4年目ですが、当初思い描いていた通りに暮らせています。

大雑把な私は、海風の洗濯物への影響も感じず、潮の匂いや海に沈む夕日を感じて毎日幸せに浸っています。

田舎ならではの町内のイロイロは面倒に思うこともありますが、このステキな環境で暮らせるプラスを思えば全て些細な事に思えます。

 

最後に土地のスペック

鋭い三角形に近い台形の土地で、面積は約40坪。建ぺい率は60%で容積率は200%です。一次産業の特例で建ぺい率70%まで許可されるとか、そんな感じです。