造作建具について②
前回に続き、室内の造作建具についてです。
２階はＬＤＫと水回りなので基本オープンな空間で、トイレと脱衣室にそれぞれドアがあるだけです。
２階間取り
脱衣室へは靴のまま階段を上ってきてそのまま段差で靴を脱いで入れます。海が近い場所なので、汚れたままお風呂に直行出来るように、だけど海が見えるよう２階お風呂にしたい、という２つの希望を詰め込んでこの位置になりました。
なので、下足からも上足の廊下からもアクセスしやすいよう脱衣室のドアはグレビティヒンジ(180度開く蝶番)という金具を使って、押しても引いても開けられるパタパタ扉にしてもらいました。
厨房とかによくあるスイングドア(参考)
そこにプレートを付けてもらいます
雑誌で一目惚れしたアメリカンなプレート
スイングドアは左右のドアをピッタリ重なるよう閉じてしまうとドア同士が開け閉めの際引っかかってしまうとかで、両サイドと真ん中に1cmほど隙間が出来るとのこと。
脱衣室には不向きだと建具屋さんには反対されましたがパタパタしたかったので押し切りました！
娘もいるので、将来的に内側に鍵が付けられるよう下地を入れてもらいます。
隙間もゴムをつけるか網戸などによくあるモール？モケモケした黒い物を付けるか、見えにくいような対策はすることにしました。
パタパタした時に閉まりやすいようドア自体の内部に重りを仕込むそうです！
トイレのドアも意外と悩みました。
左にある脱衣室のプレートが主張するタイプなので、トイレのドアはスッキリさせたいと思い、当初希望していたガラス入りのドアにする事をやめました。Ｃさんの助言もあったからです。
初めは脱衣室と同じようなプレートをつけラッチはつけず手を離すとドアが勝手に閉まるようドアチェッカーというものをドアの上部につけようという事になりました。
↑ラッチ(参考) ドアの側面から見えるあれです
もしくはプレートは無しにし海外製の表示錠のみを付ける案もありました。
すごく可愛くて未だ未練あり
脱衣室のドアとトーンも合うし良いと思ったのですが、将来夫婦2人になった時に違和感があるかなーとか、やり過ぎかなーと思ったのでやめる事に。
最終的にシルバーの丸ノブのみ、に落ち着きました。シンプル過ぎて、トイレなのか何なのか分かりづらいドアになりそうです。良い感じです。
WESTより
ノブなのでラッチのついた普通の開き方が出来るのでドアチェッカーもつけないことにしました。
鍵は内側にサムターン錠を付けますが表には何も出ないようにします。
スコープも表示錠も無い為、人が入っているかどうか分かりにくいですが、間取り的に人の出入りは見えやすいし、見た目を優先させ自分たちで選んだ結果なので良しとします。
ノブもシルバーだと昔ながらの円柱型が多くて本当の丸が少なく、でも球体みたなノブも使いにくそうで、建具屋さんにあるカタログでは気にいるものが見つけられず施主側でWESTの物をと指定させてもらいました。
洗面台とリビングの間の収納は、プッシュラッチ式で金具や把手は何もつけません。普段は壁に見えるよう造ってもらいます。
ここは設計段階からそう考えていたので迷わず決まりました。
２階はテラスもあり、友人家族を招く事も多いのでパブリックなイメージで、色々デザインや変わった物を盛り込みたい気持ちになりましたが、長い目で見て使い勝手とバランスの良い選択を心がけてみました。
どうしても変えたい部分が出て来た時は「また造ってもらえば良い」と思えるのも造作の良さだと思います。
脱衣室に関しては白に塗装しても良いかもねと夫婦で話していて、出来上がってみてから決めようと思っています。
家づくりが続くと思うと楽しいです。
読んでいただきありがとうございます。長くなりそうですが１階はまた次回…
